フランチャイズ経営 コンビニエンスストア
コンビニエンスストアのフランチャイズ経営についてまとめていきます。
フランチャイズ経営はもちろんしたことはないですが、銀行員として審査したことがありますので、基本的なことでも伝えることができればいいなと思います。
許認可について
まずコンビニエンスストアでは許認可が必要になります。
食品販売業登録、飲食店営業許可、乳類販売業許可、食肉販売業許可、魚介類販売業許可、一般酒類小売業免許、たばこ小売販売業許可など
これは最低でも必要になるのではないでしょうか。医薬品販売、米穀販売なども行うのであれば、さらに、それにあたる許認可が必要になります。
フランチャイズ経営で最初にかかる費用(セブンイレブンの場合)
AタイプとCタイプに分かれていきます。
これがすごくわかりやすいので参考にさせていただきました。
<セブンイレブンがお店の土地・建物を用意するタイプ(Cタイプ)>
- 加盟金(成約預託金)250万円
└ 研修費 50万円
└ 開業準備手数料 50万円
└ 自己資本 150万円
その他、引越費用・生活費の予備(150万円程)が必要。
※消費税抜
<オーナーがお店の土地・建物を用意するタイプ(Aタイプ)>
- 加盟金(成約預託金)300万円
└ 研修費 50万円
└ 開業準備手数料 100万円
└ 自己資本 150万円
別途建築資金等が必要。
※消費税抜
ロイヤリティーは
フランチャイズは売上に対して、ロイヤリティーとして何パーセントか引かれていきます。セブンイレブンの場合は、オーナーがお店の土地・建物を用意するタイプ(Aタイプ)であれば、売上総利益の43%が引かれていきます。かなり引かれるというのが印象としてありますね。固定費をうまく削れないと実質赤字になってしまいます。
フランチャイズ経営するのであれば、固定費がどれくらいかかるのか、あとロイヤリティーがどれくらいするのか、それらを考えないと、収支がマイナスになってしまいます。
さらに周辺店舗はどれくらい売上をあげることができているのか、どれくらい人件費かかっているのか、そして自分が経営する店舗の立地はどうなのか考えていかないといけません。
居抜き物件を利用するのであれば、前の店舗は何であったのか、もしコンビニエンスストアであれば、なぜそこは廃業もしくは移転したのか考えないといけません。ただの引退であればいいですけど。もし廃業・移転しているのであれば、あまりポジティブな事情ではないと思います。そこで経営することは難しい環境であることを物語っていることになっている場合もあります。