ころすけ日記

ころすけの雑記です。新人銀行員ころすけでTwitterやってます。

仏壇・仏具店 審査のポイント

把握するポイント(最低条件)

(定性面)

・取引形態と条件

定量面)

棚卸資産回転期間

 

(定性面)

取引形態と条件

事業内容の把握

・寺院向けと一般顧客向けの売上ウェイトを把握

*寺院の取引ウェイトが高ければ比較的安定した取引が見込まれる

*寺院との関係の深さも重要

・仏具と仏壇との商品別売上シェアも把握

 

仕入・受注・生産方法

寺院向け

・受注生産、オーダーメイドで完成品の在庫は少ない

・製造部門もしくは製造業者に委託して作る(受注から納品まで3ヶ月〜2年程度

・長期間・高額な受注については部品調達・委託なら前渡金の発生あり

家庭用仏具

・ほとんどが既製品の販売

・商品の種類が多く、宗派によっても異なるので在庫負担が重い

支払・回収条件

・現金による回収が一般的

*企業間取引においては手形での回収もあり

 

定量面)

棚卸資産回転期間

・業界の特殊性として、棚卸回転期間が120日以上と高水準

・運転資金としては在庫手当・売掛金債権負担・下請業者の前渡資金として需要あり

・製商品在庫であるか、受注による半製品での前渡金なのか精査する必要あり

 

*参考文献「第13次業種別審査事典 第6巻」一般社団法人金融財政事情研究会